赤田義肢製作所の義肢装具士赤田晋一ブログ！ 日本最南端のぎしそうぐ屋さん。たこ魚の目インソール！沖縄県那覇市泉崎

足の専門家達が足の何をみていると思いますか？
１つに、
歩いているときの
「足部単体の動き」があります。

足部とは、
足関節(くるぶし)の下の部分。

靴に入るところが足部。

歩いているときに
足が地面について、
蹴り出すまでの一連の動きの中に
足のトラブルを
引き起こす原因やヒントが
詰まっています。

細かくどこを見ているかというと、

①足が地面に着地した瞬間

②片足にグーッと体重が乗ている瞬間

③踵が地面から離れて
　　つま先にグッと体重が乗った瞬間

④つま先が地面から離れる瞬間　

という
4つのタイミングです。

細かくいうとそれぞれの瞬間
の前後の動きをみています。

「歩き」をこの4つのタイミングに
分けて足部をみてるわけです。

おもしろいのがここから。




足ってそれぞれ4つのタイミングで
体に負担なく、さらに
体重がうまくのるように
効率よく“足の性質”を変えているんです。

①のタイミングでは、
衝撃吸収できるようにグニャッと柔らかく。
②のタイミングでは、
体重がうまく支えられるようにガッチっと硬く。
③では
自然な蹴り出しができるようギュッっと足を整え
④で
伸ばされた筋・腱の弾性でポーンと蹴り出す。

この自然で美しい流れで
一歩一歩体重移動をしているわけ。

うまくできたもんだ。

これが
「足のロッカー機能」
と言われています。

ロッカー機能とは、
4つの回転軸が作用して体重を
前方に効率よく、、、、、、。

ロッキングチェアをみると、
足にスムーズな転がりを実現するために
靴やインソールでどう
アプローチしようか、と
妄想が膨らみます。

なぜだか妻が
ロッキングチェアが好きで
現在、ロッキンを探し中。

私はロッキングチェアも
ブランコも、シーソーも、
揺れる乗り物は
酔ってしまうので苦手です。

足の専門家は
どこをみているの？でした。


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【プロフェッショナルに聞く / 赤田晋一】
沖縄タイムス / 週刊ほ〜むぷらざ / 2023/12/28
https://fun.okinawatimes.co.jp/columns/life/detail/13488

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